» 2012年10月

  • 2012.10.22 (月) 08:32 仕事

    おはようございます@はらだです。

    ある方より最近の魚離れについての見解を聞かせて欲しいと言われました。

    私は生まれた時から父が魚に携わり、
    家では三食必ず魚を食べていましたので“魚離れ”とか“魚嫌い”という世界は皆無でした。

    しかし、
    自分が食品業界に身を投じるようになると、
    特に築地での修業を経て家業を継ぐようになると魚のイメージが悪いというのが
    長野県民の総意!?とも解釈してしまう場面にも多々遭遇しました。

    いわゆる、美味しい魚に“飢えている”という状態が、
    未だにあるのかもしれません。

    つまり、
    長野県民は地域により美味しい魚を食べられない環境が長く続いたため、
    以前営業活動したある飲食店さんでは、
    「三力さんが営業に来るまで魚の刺身は諦めていました」と言われる始末で、
    実際このお店は牛肉や鳥のたたきをお造りメニューで提供していたほど。

    この、
    特に一部の長野県民の魚離れや魚嫌いの文化を根付かせたのは一体誰が悪いのか?

    利己主義の塊である首謀者は特定出来かねますが、
    美味しい魚を提供できるインフラ整備が向上していたにもかかわらず、
    この憎き文化を根付かせた罪はとても罪深いものであり、悪意さえ感じられます。

    ただ、過去のいきさつを追及しても仕方がありませんので、
    現状に照らし合わせながらこの問題の分析をしなければなりません。

    “魚離れ”
    昔ほど魚の鮮度が劣化されない現在の交通網の発展により、
    「長野県は海がないから仕方がない」では済まされません。

    ただ、
    鮮魚系、いわゆる生魚を産地から直接長野県に直送されれば問題がないのですが、
    価格重視で仕入れる一次卸(荷受け=卸売市場)や二次卸(仲卸など)が
    仕入れるテクニックの一つとして築地や名古屋の市場から仕入れるケースがあります。

    つまり本来ならば、“産地→長野県”というのが通常の流れであるのです。

    しかし一昔の集荷能力のなかったころは、
    産地→大都市荷受け(築地市場や名古屋など)→長野県

    この悪き習慣が一部の魚で現在も習慣となっております。

    これは“数の論理”というもの。

    数多く集まる市場では時期にもよりますが価格も産地から直接仕入れるより
    魚種にもよりますが価格を抑えて仕入れることができ、
    これを地元一次卸が普通に販売するケースも見受けられます。

    つまり産地直送より最低1日、
    特定の魚種が過剰供給に陥る場合は大都市などの卸売市場でも
    2日あるいはそれ以上業界用語でいうところの“泊まっている”状態となります。

    となると鮮度落ちしたスーパーでしか扱えないような魚を買い叩き、
    定価で普通に販売してる事も十分想定できますね!

    当たり前ですが鮮度が命の生魚。
    そりゃ~産地から直接荷物を付けた方が良いに決まっていますよね!?

    なお、当社でもどうしても揃えなければならない、
    産地では直接仕入れることのできない商品で、
    品質が明らかに劣化しなければ築地から仕入れる場合があります。

    なぜならば地元では手に入らないからです。
    つまり地元をあてにする集荷を諦めたのです・・・。

    話しを戻すと、一部の長野県民の“魚離れ”
    個々の育った環境や歴史的な流れもあると予想されます。

    ただ、あくまで私の主観ですが、
    多くは当社も含め供給していた地元卸売市場全体が質向上に取り組まなかった、
    お客様のニーズに耳を傾けなかった、
    つまり「あぐらをかいてきた」の一言に尽きるのです。

    そして、悪いのは市場側だけではなく、
    “魚離れ”は一部の飲食店さんにも責任があると考えられます。

    旧態依然のバブルの感覚が抜け切れない飲食店さん、
    全てとは申しませんが利己主義、いわゆる“保身”というやつですね・・・。

    敢えて下品な言葉を使いますと“消費者をバカにしている、舐めている”
    特に地元個人飲食店が儲けすぎ、勉強をせずにあぐらをかいていたのであります。

    バブル崩壊前、
    飲食店は適当に商売をしていれば黙っていてもお客様は来てくれたのです。

    これが残念ながら職人さんやコックさんの“質低下”にもつながったのであります。

    これはご多分に漏れず魚屋にも該当します。

    今取引されている魚屋さんを冷静に判断してください。
    ・お客様に飽きられないように商品力向上を追及するため、絶えず企業努力していますか?

    ・いつも勧められる商品や店頭販売の商品は決まりきっていませんか?

    ・“築地”とか、過剰評価されている“ブランド魚”に頼り過ぎ、本来の品質重視を忘れていませんか?

    ・旬と言われる“時季の物”を時季に提案していますか?

    そしてこれが魚屋を見極める一番大事なポイントですよ!
       ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
    ・経営者本人に危機感使命感を感じられ具体的な対策を自ら講じていますか?


    迷っていたら“原点回帰”
    そして飲食店さんの方、志が共に同じ方と取引されるのが良いのではないでしょうか!
    Comment0 Comment0
  • 2012.10.17 (水) 09:45 仕事

    おはようございます@はらだです。

    経営者について思うこと、
    それは主に2パターンあるのではないでしょうか!

    ・“任せる”タイプ
    ・“口出す”タイプ

    業種によっては技術が“職人”のレベルとなると
    やはり「自分でやった方が早い」という考え方の経営者もいます。

    あるいは、
    技術職でなくても「自分が把握していなければ気が済まない」という人も。

    任せるタイプは上記に記載したことの真逆。
    「我慢して育てる」
    「思考力や決断力を磨くためにある程度の権限を与える」

    ある意味、
    経営者=信念=経営方針ですので答えはありません。

    先日実際にあった事例。

    おそらく、
    一店舗当たりの年商は約2億円。

    従業員さんやアルバイトさんもそこそこ見受けられます。

    ここの社長さんはいわゆる“口出す”タイプで、
    何でも自分で把握しなければ気が済まない性格。

    こんな会話を社員と交わしておりました。
    社長:「〇〇〇という商品を探してほしい」
    社員:「どうしました?」
    社長:「うちの仕入担当の社員が別の魚屋で買おうとしてる」
    社員:「うちにもありますよ」
    社長:「だから意地でも間に合わせたいんだよ」

    経営者が三力贔屓をしてくださるのは大変有難いことです。

    ただ、この会話、
    少々違和感があるのです。。。

    何でも“口出す”タイプの社長さん、
    ならばトップダウンで「三力で買え」と言えば済むことではないでしょうか!?

    なぜ社員さんと同じ目線で争うとしているのでしょうか!?

    いわゆる“舐められたくない”ということなのでしょうか・・・。

    この社長さんは資産家。

    一代で築いたのでそれなりの資産があるはず。

    逆を言うならば、
    一代だからこそ個人店にしては億単位の年商を稼げたかもしれません。

    ただ、
    このお店に優秀な人財が在籍しているか言えばどうでしょうか!?

    いわゆる片腕=“ブレーン”は存在するのでしょうか!?

    これから先、
    世知辛い時代のニーズや激変に耐えていくためには、
    やはり人財の育成強化は必須条件ではないでしょうか!

    人→物→金

    企業には従業員さんが存在し、
    物を動かし(販売し)、
    そしてその代償としてお金(利益あるいは財産)が生まれるのでは・・・。

    このお店のオーナーさん、
    資産はそれなりに残したかもしれませんが、
    資産を生み出すために、
    そして永遠に事業形成するためには“人財育成”“商品力の向上”
    すなわち“我慢”が必要なのではないでしょうか!

    一人では何もできません。

    経営者にとって精神的かつ経済的に大変辛いことでありますが、
    将来を見据えた場合“人財育成”しなければ
    あるいは“商品力”に飽くなき向上に努めなければ、
    一生懸命貯めたお金はいずれ持ち出すこととなり無くなると私は考えております。

    人財育成(特に幹部候補)の風土や
    商品力の向上を怠る企業はいずれ資本主義社会より葬り去られることとなるでしょう。

    なぜ私がこれだけ強く強調するのかと申しますと、
    それは私が実際にそういう会社を嫌という程目の当たりにしてきたからなのです。

    これはあくまで客観的ですが、
    このお店の後継者はまだ育成されておりません。

    後継者候補の意気込みも重要ですが、
    それ以上に現経営者の「必ず自分の後継者を育てる!」という
    強い意志=忍耐がなければ人財育成というのはできません。

    “人財育成”こそが、
    企業継続、
    つまり地元における社会的道義としての存在意義であり企業責任なのです。

    経営者が人を育成するというのは、
    膨大な先行投資をし続けながら“裏切られるかも”という高リスクを背負い続けます。

    それだけに精神を集中し、我慢し、神経をすり減らす、
    まさに人財育成はギャンブルであり、出会い(ご縁)であり、
    そして“命がけ”なのですから・・・。
    Comment0 Comment0
  • 2012.10.15 (月) 04:08 仕事

    おはようございます@はらだです。

    最近の気候、
    寒暖の差が激しく体調管理が難しいですね・・・。
    皆さまもどうぞご自愛ください。

    ところで、
    前回のブログで触れました以前取引し廃業した会社。

    実は先日、
    その会社で働いていた方にとある場所でバッタリと遭遇しました。

    経理を担当されていて、
    未だに残務整理をされているとのこと。

    廃業が決まった後、
    この方は当然のことながら生きていかなければならないので、
    ハローワークで相談したところある程度の年齢に達しているということで、
    「正規社員はない、パートあるいは契約でもなかなか厳しい」との現実を叩きつけられ、
    面接までは行くものの不採用になった企業は数知れずとのことでした。

    そして一時期はいわゆる“うつ”になってしまったとか・・・。

    あきらかに仕事ができない、
    あるいは協調性がなく経営方針に従えなければ解雇も仕方がないと考えますが、
    経営者の職務怠慢による業績不振の廃業→解雇ではどうしようもありません。

    この方、
    人が良いというのか、
    「社長の社外活動を止められなかった私が悪い」とおっしゃっておりました。

    この経営者、
    実態を理解しているのでしょうか!?

    社長個人の職務怠慢で路頭に迷っている元社員さんの実態を。

    色々私も考えさせられます。

    当社も、
    会社の方針に対して忠実に己を殺しながらも働いてくれる社員さんに対し、
    経営者としての雇用責任は何が何でも貫かなくてはなりません。

    ということは、
    当社三力が良くも悪くもなるのは全て私の責任。

    今当たり前のように働いている方々、
    働きたくても働けない方々がいるという現状を知っていただきたいと考えております。

    自分の武器、
    あるいは自分で社内で居場所が自分自身で確立できなければ、
    いずれはお払い箱になります。

    冒頭で解雇になってしまった方、
    残念ながら自分の武器がないので、
    雇用先も見つからない始末・・・。

    働くと給与をいただけます。

    ということは、
    “自分”という商品なのです。

    商品価値を高め、
    他人さんより多くの給料を稼ぎたければ、
    自分自身で自分自身を磨き上げ、
    自分自身の“商品価値”を高めるしかないのです。

    ただ、
    これが気付ける人は確率的に低いですね・・・。

    ちなみに自分の商品価値が低いというのは、
    量販店に例えるならば、
    特売の“百円均一”と同じ類、
    つまり自分自身が安く価格設定されている、
    というより自分自身で価値を下げているのです。

    私のまわりにも、
    社内外にも該当しますね、
    センスがあるのに己の商品価値を落としてしまう“残念な人”が・・・。

    行き着くところ、
    自分自身で気づくしかないのですが・・・。
    Comment0 Comment0
  • 2012.10.09 (火) 05:06 仕事

    おはようございます@はらだです。

    ブログ、さぼっちゃいまして失礼しました(^_^;)

    ところで先日、
    当社のある業者さんが廃業いたしました。

    先行き見通しが立たず、業界的にも厳しいのだとのこと・・・。

    果たして厳しくない業界など存在するのでしょうか!?

    当社はある物品でほぼお任せ状態でした。

    比較的若手だったので、
    前向きに取り組んでいただけると考え約5年前よりお世話になっておりましたが、
    私の眼力がなかったということです。

    確かに、
    この方が廃業しても同業他社は存在します。

    当社が魚を販売する上で差し当たり支障もありません。

    取引業者に対する位置付け、
    経営者の立場ならばオンリーワン
    あるいはワン・オブ・ゼム(数ある業者の一つに過ぎない)のどちらか。

    当社はこの廃業した業者はオンリー・ワン的、
    比較的価格を他社と比較させやすかったので、
    いわゆる“おんぶに抱っこ”、つまり頼りにしていました。

    「廃業したい」との連絡を受け伺いましたが意志が固かったようでした。

    競争社会で世知辛い昨今、
    経営者は生き残りをかけ自社に有利な条件で取り組む業者を探しております。

    当社のお客様の、
    当社に対する位置付けも様々・・・。

    「三力(さんりき)じゃなきゃだめなんだよ」と
    オンリー・ワン的な位置付けで懇意にしてくださる方もいれば、
    口には出さなくても
    「三力は数ある業者の一つに過ぎない」と考える経営者も存在します。

    私もそんなに器用ではありません。

    優先順位として、
    やはり当社をオンリー・ワン的な存在のお客様との関係を強化しざるを得ません。

    “数ある業者の一つ”との位置付けをしているお客様、
    当社の努力不足でそのように思われてしまうのは大変残念なこと。

    全お客様に平等にできること、
    まずは商品力向上の飽くなき追求、
    さらに当社をオンリー・ワンとして位置付けてくださるお客様に対しては
    当たり前の話ですが当社が企業として生き残ることが最大の責務ではないかと、
    先日廃業した業者を目の当たりにして感じた次第であります。

    “数ある業者の一つに過ぎない”と位置付けされている当社のお客様に対しましても、
    今後は当社をオンリー・ワンとしてランクアップしていただく企業努力は必須条件です。

    まずは何より“商品力”の強化、
    つまり“魅力ある会社”にしなければ資本主義社会より脱落するしかないのですから・・・。

    それにしても、
    当社も前途多難だなぁ~(爆)

    Comment0 Comment0
1

ページトップへ