おはようございます@ハラダです。
昨日の台風15号、
勢力がものすごかったですね。。。
私は東京から長野市へ車の移動でしたが、
途中で事故渋滞に遭遇し大きくタイムロス、
そして風と豪雨でスピードも出せず、
いつもの所要時間より大幅に到着し、
今でも眠くて仕方がありません・・・(爆)
ところで、
最近多くのお客様との会話で・・・
ハラダ:「当社は『産直』を主体としておりますので、
鮮度には自信がありますよ!」
お客様:「うちは養殖でいいよ」
ハラダ:「魚種によっては価格もさほど差がありませんが・・・」
お客様:「魚種を増やしてもお客様は分からないし、
板前たちも仕込みや管理が面倒のようなので・・・」
ハラダ:「地元の同業他社との差別化の一途として・・・」
お客様:「管理も面倒くさいし、
1人当たりの客単価が安いから儲からないよ」
ハラダ:「手間を掛ければ原価率は下がり、利益に繋がるのでは?」
お客様:「人手がないんだよ。手伝ってくれるの?」
ハラダ:「そこまでは・・・」
お客様:「だったら、どこにでもある養殖魚と冷凍品と加工品でいいよ」
ハラダ:「差し出がましいようですが、
これらの商品は量販店や大手外食チェーン店でも
提供されていますよ」
お客様:「・・・・・。うちはアットホームを売りにしているから」
ハラダ:「それも大事ですね。ただそれに『商品力』が備われば
『鬼に金棒』ではありませんか・・・」
お客様:「そうかぁ。。。
この頃売り上げが頭打ちか減少気味なんだよねぇ~」
ハラダ:「原因は?」
お客様:「不景気だし、首相もころころ変わると景気も不安定になるし、
お客さんも財布のひもが固いし・・・」
ハラダ:「地元の同業他社(飲食店)にはない、具体的な商品構成は?
例えばここでしか食べられないものとか・・・」
お客様:「商品はないけど、うちは手作りだから」
ハラダ:「手作りでも商品力のない商品を手作りしても、
あまり効果は期待できませんよ」
お客様:「じゃ、なんでうちは暇なのかな?」
ハラダ:「大変申し上げにくいのですが、
『魅力がない』の一言に尽きるのではないでしょうか。
わざわざ食べに行く価値がないのでは?
近くて値段もあまり変わらないようならば、
人間の心理として近所の飲食店で十分では?」
お客様:「具体的に言ってよ」
ハラダ:「外食したい時もしくは特別な日の時など、
最初にお客様の店名が浮かばないのでは・・・」
お客様:「じゃ、どうすればいいんだよ」
ハラダ:「まずは商品力の強化、つまり「うちにしかない!」という
商品を品揃えしたらいかがでしょうか・・・」
お客様:「そういう魚って儲からないよ。ロスも発生するし・・・」
ハラダ:「利益も確かに大事ですね。私も経営者の端くれ。
気持ちは痛いほど理解できます。
お客様には『技術力』と『目利き』があるのですから、
ロスを出さないよう
商品を一次加工もしくは二次加工するなどして
利益を確保されたらいかがでしょうか?」
お客様:「うちのお客さん、
以前も手を加えた商品を食べてもらったんだけど、
商品の良さを分かってもらえないんだよなぁ~」
ハラダ:「もう既に他店で食べているから『感動』がないのでは?」
お客様:「だってお客様が・・・」
ハラダ:「『だって』ではありませんよ。
分かっていただけないのは作り手の商品開発の努力不足、
いわゆる『勉強不足』では?」
お客様:「・・・・・(怒)」
ハラダ:「繁盛店に食べに行ったことがありますか?」
お客様:「時間がなくてさぁ」
ハラダ:「お客様(飲食店等)に危機感があるのか甚だ疑問です。
時間は作るもの!
競合店を知ることも大切ではないでしょうか!
商品以外にも『サービス』や
『ハード(建物や内装や器等)』など、
今のトレンド(動向)に参考となるものがあるのでは?
お客様に分かっていただく前に、
自分自身が置かれている今の自分の『立ち位置』
あるいは『現実』を知るべきです」
お客様には失礼ながらも大変生意気な意見をさせていただきました。
熱心な方ですので、
理解できるのではないかと考えております。
分かっていないのは末端のお客様(エンドユーザー)ではなく、
提供する側かもしれませんよ・・・。